良食味・高品質な野菜

1.高付加価値・ブランド商品の育成・推進

できた物を売る販売から、売り込みのできるブランド商品として、「日本一健康な土づくり産地」で生産された「十和田おいらせミネラル野菜」ブランドの育成、販路の拡大に努めます。

十和田おいらせミネラル野菜」は、エグミのないおいしい野菜が商品コンセプト。「野菜嫌いな子どもにも、安心して食べられてもらえる独自の基準を満たした高付加価値野菜」として、品目の拡大と他産地をしのぐ全国ブランドの確立をめざしています。

十和田おいらせミネラル野菜

2.健康な土づくり対策

当JAでは、全国に先駆けて1998年より「高性能土壌分析・診断システム」を活用した「土づくり」に取り組んでいます。従来の窒素・リン酸・カリに偏重した施肥体系を改め、診断処方の結果を基に、過剰な肥料成分は控え、不足している肥料分を補給する、良食味・高品質な野菜生産指導の体制を確立しています。

平成19年度 青森県日本一健康な土づくり農業実践事業により、堆肥分析装置を導入し、平成22年度 強い農業づくり交付金で土壌分析・診断システムを更新。分析点数の処理能力のアップと効率化を図り、生産指導の現場で次の3項目に取組み、品質・収量のスキルアップをめざしています。

良食味・高品質な野菜生産に向けて

【1】 必ず土壌診断をする
【2】 処方箋に基づいた施肥設計の活用
【3】 出荷前の糖度、硝酸値のチェック

JA十和田おいらせ土壌分析・堆肥診断

3.安全・安心な信頼される産地づくり

生産現場の危機管理を整理・認識(GAP=農業生産工程管理)し、トレーサビリティーやポジテブリスト制度の徹底に努め、高品質で安全・安心な産地づくりに取り組んでいます。

4.多様な販売戦略による販路拡大

高値での生産物販売は、生産者から最も求められることであるため、一定の価格で販売され、安定した所得確保が期待できる契約栽培・販売の拡大を展開していきます。

重点市場との連携のほか、実需者ニーズに対応したきめ細かな商品づくりにより、直接販売や契約販売などに取り組み、管内のメリットを活かせる多様な販売戦略を構築、推進します。